カノラマは設立以来、新聞・専門誌・インターネットニュースソースなど国内外の様々なメディアに対してナレッジを提供して参りました。これは、メディアを通して自動車産業の発展に寄与するという目的で実施されています。これまで配信されたニュース・トピックを貴社の戦略にご活用いただければと思います。過去の注目ニュースを掲載していますので、内容を詳しくお聞きになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。
auto-cn-20260911
数字の伸びだけを追っていると見落とす。中国の乗用車輸出は8月までに620万台に達し、2025年通年の610万台をすでに超えた。NEVが輸出成長の中心にある。
China shatters its 2025 car export record in just 8 months – and most are EVsは、中国の乗用車輸出は8月までに620万台に達し、2025年通年の610万台をすでに超えた。NEVが輸出成長の中心にある。
この変化は完成車の販売だけの話ではない。生産拠点、部材調達、販売・整備網、政策対応が同時に組み替わる局面である。短期の台数や発表だけでなく、誰が投資を引き受け、どこで価値を積み上げるかを見る必要がある。
日本企業にとっても、輸出・現地生産・部材・サービスを切り分けずに設計する重要性が増す。中国の乗用車輸出は8月までに620万台に達し、2025年通年の610万台をすでに超えた。NEVが輸出成長の中心にある。 これは競合の動きであると同時に、提携先と供給網を見直す材料でもある。
中国の乗用車輸出は8月までに620万台に達し、2025年通年の610万台をすでに超えた。NEVが輸出成長の中心にある。
2026年9月11日 11:21 より抜粋
auto-asean-20260911
数字の伸びだけを追っていると見落とす。タイは輸入EVより現地生産車を優遇する三段階の物品税を検討する。急拡大した中国製EVの市場支配を、国内投資へ転換できるかが焦点となる。
Thailand moves to tax imported EVs above local modelsは、タイは輸入EVより現地生産車を優遇する三段階の物品税を検討する。急拡大した中国製EVの市場支配を、国内投資へ転換できるかが焦点となる。
この変化は完成車の販売だけの話ではない。生産拠点、部材調達、販売・整備網、政策対応が同時に組み替わる局面である。短期の台数や発表だけでなく、誰が投資を引き受け、どこで価値を積み上げるかを見る必要がある。
日本企業にとっても、輸出・現地生産・部材・サービスを切り分けずに設計する重要性が増す。タイは輸入EVより現地生産車を優遇する三段階の物品税を検討する。急拡大した中国製EVの市場支配を、国内投資へ転換できるかが焦点となる。 これは競合の動きであると同時に、提携先と供給網を見直す材料でもある。
タイは輸入EVより現地生産車を優遇する三段階の物品税を検討する。急拡大した中国製EVの市場支配を、国内投資へ転換できるかが焦点となる。
2026年9月11日 11:19 より抜粋
米国とカナダの自動車産業は、国境で分かれているようで、実際には一つの工場のように動いてきました。ミシガンで作ったエンジンがオンタリオのトラックに入り、逆方向にも部品が流れる。その循環に、50%関税という強い摩擦が入りました。
DWは9月8日、米国がカナダからの幅広い品目に50%関税を発表し、自動車・部品への関税も50%に倍増させた後、カナダ側が200億米ドル相当の米国製品に15〜50%の対抗措置を発動したと報じています。
記事によると、オンタリオ州財政説明局は新しい関税体制により、2026年に州内で11万9000人の雇用が失われ得ると試算しました。自動車生産は関税がなかった場合に比べ8%縮小する見通しです。
デトロイト側も他人事ではありません。DWが紹介した業界関係者は、ミシガン製エンジンがオンタリオ製トラックに、オンタリオ製エンジンがミシガン製トラックに入る相互依存を強調しました。自動車は国境を越えるたびにコストと不確実性を積み増す構造になります。
重要なのは、関税が完成車の価格だけでなく、投資決定を遅らせる点です。企業は関税の水準だけでなく、USMCAの年次見直しを含む制度の継続性を見極めなければならず、工場・部品の配置を決めにくくなります。
北米の競争力は、米国・カナダ・メキシコの分業で作られてきました。関税の応酬は国内回帰を促すように見えても、複数回国境を越える部品のコストを増やし、域外との競争力を弱めるリスクがあります。
日本メーカーとサプライヤーにとって、北米は「米国で売る」だけではなく、三国にまたがる製造ネットワークの問題です。輸出入の一回ごとの負担ではなく、部品がどの順番で国境を越えるかを含めた設計が問われます。
今回の動きは、短期の関税コストよりも、投資の見送りと供給網の再配置が中長期の論点になることを示します。北米の現地化は、工場の場所だけでなく、調達のつながりまで含めて再定義されそうです。
米加関税の重さは、国境をまたぐ一体型の生産モデルに直接かかることです。北米自動車産業は、関税率だけでなく、投資判断を支える予見可能性を失うリスクに直面しています。
2026年9月10日 12:04 より抜粋
in-auto-news-20260910
インドの電動化・代替燃料化は、大都市だけの現象ではなくなりつつあります。注目すべき変化は、販売比率だけではありません。従来の大市場に集中していた需要が、より広い州へ動き始めています。
Forbes IndiaがFADAデータを分析した9月9日付記事によると、CNG/LPG、ハイブリッド、EVを合算した代替燃料乗用車は8月の小売販売で41.95%を占め、ガソリン専用車の40.85%を初めて上回りました。
代替燃料乗用車の販売は約17万台で前年同月比38%増となり、乗用車全体の16%増を上回りました。もっとも、FADAは前年の比較対象が弱かったこと、GST 2.0の税率引き下げ待ちで前年8月に購入が先送りされた影響にも注意を促しています。
地域構成も変化しています。従来の上位5州(マハラシュトラ、ウッタル・プラデーシュ、グジャラート、ハリヤナ、カルナータカ)の合計シェアは、前年8月の59.9%から今年8月には53.7%へ低下。一方、その他の州は40.1%から46.3%へ上がりました。タミル・ナードゥ、デリー、アンドラ・プラデーシュの伸びが目立ちます。
重要なのは、代替燃料の選択肢が一部の先進州・大都市だけでなく、広い販売網へ浸透し始めたことです。販売地域が広がれば、車種構成、燃料・充電インフラ、金融、アフターサービスまで市場の設計が変わります。
ただし、この数字はEVだけではありません。CNG/LPG、ハイブリッド、EVを合算した指標であり、消費者が単一のパワートレインではなく、燃料費や使い勝手に応じて代替案を選び始めたことを示します。
日本メーカーにとって、これはハイブリッドを含む多様な電動化の余地を示す材料です。インドの移行は一足飛びにEVへ統一されるのではなく、地域ごとに異なる代替燃料の組み合わせで進む可能性があります。
販売の地理的拡大は、商品投入だけでなく、地域ディーラー、整備、エネルギー供給の設計を重要にします。全国平均の販売比率より、どの州でどの選択肢が伸びるかを追うべき段階です。
インドでは代替燃料車がガソリン車を初めて上回り、その販売は上位州の外へ広がっています。EV単独ではないものの、多様な低燃料コスト車への需要が全国へ拡散する構造変化です。
2026年9月10日 12:03 より抜粋
de-auto-news-20260910
欧州の対中自動車政策は、すでに関税を導入した後も終わっていません。9月9日、イタリアの業界団体が中国車と部品に80%のEU関税を求めたとReutersが報じ、通商防衛をさらに強めるべきだという圧力が表面化しました。
ただし、ここで最も大切なのは、これはEUの決定ではなく業界団体の提案だという点です。本稿は公開面で確認できた見出し・媒体・日付に範囲を限定し、未確認の制度設計や数値の背景を補っていません。
確認できた報道の骨子は、イタリアのロビー団体が中国製の自動車と部品に80%のEU関税を課すよう求めたことです。Reutersの正規ページは閲覧制限があり、TradingViewのReuters掲載面も本文は会員向け導線でした。
したがって現時点で確実に言えるのは、欧州の産業界の一部から、既存の貿易防衛措置より強い対応を求める提案が出たことまでです。提案の正式な制度内容、支持の広がり、EU機関の反応は本文を確認できていないため断定しません。
それでもニュース価値があるのは、中国EVへの対応が「関税を導入するか」から、「どこまで壁を高くするか」という政治的な競争に移り得ることを示すためです。欧州メーカー、部品企業、消費者の利害は同じではなく、政策論争は今後も強まりそうです。
一方で、強い提案がそのまま政策になるわけではありません。EUの通商措置は法的手続き、加盟国間の調整、価格・供給網への影響を伴います。提案と決定を混同しないことが不可欠です。
日本企業にとって欧州は、輸出市場であると同時に、原産地、部品調達、価格競争が政策と結び付く市場です。対中措置がさらに議論されれば、競合環境だけでなく、欧州内での調達・生産判断にも影響します。
今回の材料は「強硬策が決まった」という速報ではありません。むしろ、産業団体の要求がどこまで政策論議を動かすのかを追うべき段階です。透明性のため、本件は本文一部確認として扱います。
80%関税案は確定政策ではありません。しかし、中国車をめぐる欧州の議論が、より強い通商防衛を求める方向にも動き得ることを示す材料です。
2026年9月10日 12:02 より抜粋
cn-auto-news-20260910
中国EVの競争力を語るとき、価格や電池技術に目が向きがちです。しかし米国でいま強く働いているのは、商品力よりも「そもそも売れるのか」という市場アクセスの政治です。
9月9日のElectrekは、エリッサ・スロットキン上院議員が、米中首脳会談を前に中国車の米国販売を認める取引が検討されているとのうわさに言及したと報じました。ただし、同議員は情報源を示しておらず、ホワイトハウスも方針転換を発表していません。
確定している土台は厳しいものです。バイデン政権が2024年に中国製EVへの関税を25%から100%へ引き上げ、トランプ政権もこれを維持しています。Electrekによれば、中国EVは現状、米国で競争可能な条件を得ていません。
同議員は中国製車両、ソフトウェア、ハードウェアを米市場から締め出す「Connected Vehicle Security Act」を超党派で推進しています。法案は7月に上院商業委員会を全会一致で通過しており、カナダ・メキシコで組み立てられる中国ブランド車も意識した議論です。
重要なのは、この記事が取引成立を報じたものではない一方で、中国EVをめぐる米国の論点が関税だけにとどまらないことを鮮明にした点です。供給網、車載ソフト、雇用、安全保障が一つの政策パッケージとして扱われています。
中国メーカーにとって米国は巨大でも、通常の輸出市場として計算しにくい状態が続いています。価格競争力が高くても、制度上の壁が市場参入を左右するためです。
日本メーカーにとっても、北米の競争ルールは製品性能だけでは決まりません。中国勢と直接競争しないことが、政策上の選択によって一時的に維持されている面を踏まえる必要があります。
今後もし通商交渉の言葉が変わっても、関税、安全保障審査、原産地ルールを分けて見るべきです。今回の報道は、政策転換の確定情報ではなく、EV競争が通商交渉の交渉材料になり得ることを示すシグナルとして読むのが妥当です。
米国の中国EV論争は、うわさの真偽を超えて、市場アクセスが100%関税と安全保障議論で政治化していることを示します。米中間のEV競争は、車の魅力だけでは解けない段階にあります。
2026年9月10日 12:00 より抜粋
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ASEANの自動車市場は、単に「EVが伸びている」で片付けられない局面に入りました。市場全体が成長する一方で、中国メーカーの存在感が急速に増し、電動化の速度は国ごとに大きく異なります。
PwCの9月7日付「ASEAN-6 Automotive Market Snapshot」は、2026年上期のASEAN-6総需要が前年同期比11%増だったと整理しました。成長をけん引したのはベトナム、インドネシア、タイで、競争の地図も変わり始めています。
PwCによると、中国OEMのASEAN-6におけるシェアは2026年上期に約15.7%となり、2025年の約11%から上昇しました。既存の市場リーダーは、成長市場の中でも従来の優位をそのまま保てない状況です。
電動化も次の段階に入っています。ASEAN-6全体のxEV浸透率は上期に32%へ達しました。ただし、国ごとの導入経路は大きく異なり、同じ地域でも価格帯、政策、充電環境、ブランド競争の条件は一様ではありません。
重要なのは、ASEANが一つの均質な市場ではなく、成長、電動化、競争が異なるリズムで重なる地域だということです。販売台数の伸びだけを追うと、メーカー間のシェア再配分や国別の戦略差を見落とします。
PwCは、価値の源泉が変化する中で、オペレーションの磨き込み、ビジネスモデルの再設計、提携が重要になると分析します。中国OEMの拡大は、価格競争だけでなく、地域に合った商品・販売・供給の設計競争を強めます。
日本メーカーにとってASEANは、既存の強い基盤がある市場です。それだけに、地域全体の平均値ではなく、タイ、インドネシア、ベトナムなど個別市場で何が変わっているかを見なければなりません。
中国勢の15.7%という数字は、首位交代を意味するものではありません。しかし、競争の前提が動いていることは明確です。電動化の比率と国別の収益構造を同時に追う必要があります。
ASEAN-6は11%成長しながら、中国OEMのシェア上昇とxEV浸透率32%が重なっています。次の勝負は、地域平均ではなく国別の差に合わせて競争を設計できるかです。
2026年9月10日 11:59 より抜粋
auto-us-20260909
Jaguar Land Rover(JLR)は今後2年間で世界で約4,000人の人員を削減する方針を示した。記事によれば、同社は約17億ポンドのコスト削減と、損益分岐点を約30万台へ下げることを狙う。
注目は、Stellantisとの協業を通じたDefenderブランド車の米国生産構想だ。JLRは関税障壁の「正しい側」に生産を置く必要性を認めており、北米での工場配置を競争戦略の一部に組み込む。
これは単なるリストラ記事ではない。関税、物流、現地調達という制約が、ブランドの製品計画と固定費構造を同時に動かす局面である。日本メーカーにも、輸出最適化から地域内生産最適化への圧力を映す事例になる。
JLRの人員削減と米国でのDefender生産構想は、関税下での北米現地化を示す。
コスト削減と現地生産は、同じ「関税対策」の両輪になる。
2026年9月9日 09:52 より抜粋
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インド自動車工業会(SIAM)の次期会長でAshok LeylandのShenu Agarwal氏は、インドはEVだけでなくCNG、LNG、将来の水素、そして一部ディーゼルを組み合わせる「多燃料」経路を取るべきだと語った。
論点は技術選択の多さではない。異なるパワートレインを併走させるほど、OEM、部品会社、政策当局、顧客にとって規格、供給網、整備、投資判断の難度は上がる。だからこそ明確な移行ルール、現地化、研究開発投資が必要になる。
日本企業にとってインドは、単一のEV市場として見るより、商用車を含む多様な用途と燃料の実験場として読むべきだ。部品・インフラ・ソフトをどの順番で現地化するかが、長期の収益性を左右する。
インドの商用車・自動車産業はEV、ガス、水素を併走させ、規制と部品の現地化を競争力に変えようとしている。
巨大市場の勝ち筋は、技術の選択肢と製造基盤を同時に持つこと。
2026年9月9日 09:51 より抜粋
auto-de-20260909
欧州では、中国製のコネクテッドカーに搭載されるカメラ、レーダー、LiDAR、マイクなどが集めるデータを、安全保障・サイバー安全の観点から精査する動きが強まっている。
記事は、EUが接続・自動運転車のリスク評価を進め、ドイツ当局もデータの海外送信可能性を調べていると伝える。場所、映像、周辺物体、走行パターンは単独では断片でも、長期に組み合わせれば重要施設や人の動線を推定し得る。
欧州での競争は、補助金や関税だけでは語れなくなった。車両ソフト、データ保存、遠隔更新の設計までが市場アクセスの条件になる。日本企業にとっても、コネクテッド化を「機能」ではなく規制対応を含む製品設計として捉える必要がある。
欧州では中国製コネクテッドカーを巡り、価格競争に加えてデータ安全保障が新たな参入条件になりつつある。
EV関税の次は、車載データの「入域管理」が争点になる。
2026年9月9日 09:50 より抜粋