国内最大の自動車関連の展示会「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」が30日、東京ビッグサイトで開幕する。電気自動車(EV)市場の伸びが鈍化する中、EV一色だった2年前の前回からは様変わりする。
今回のJMSでは中国の比亜迪(BYD)が26年夏に導入を予定する軽EVのプロトタイプを発表し、注目を集めた。国内勢ではスズキも26年度に量産化を目指す軽EVのコンセプトモデルを初公開した。ホンダも9月に「N-ONE e:(エヌワンイー)」を発売しており、消費者にとっては選択肢が広がることになる。
自動車調査会社カノラマの宮尾健アナリストは、軽の購入層が重視するのは燃費の良さや車両価格の安さなどの経済性だと話す。しかし、軽EVにおいてはそれほど激しい価格競争にはならない可能性もある。
中国などで価格競争を仕掛けてきたことで知られるBYDだが、日本法人の東福寺厚樹社長は軽EVでは事情が異なると話す。
2025年10月29日 14:00 Bloomberg Newsより抜粋