スズキ、逆輸入インド生産車でメルセデス超え-アメ車不人気変わらず

スズキが6月の輸入車販売で、日本で長年支持を集めてきた独メルセデス・ベンツを抑えて再びトップに立った。逆輸入するインド生産車の「ジムニー ノマド」がけん引役だ。魅力のある車種であれば生産地にこだわらない消費者の姿も浮かび上がる一方、米国車は低迷を続けている。

専門家からは、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォードなどの米国メーカーは市場に合わせた商品・仕様を作り込むという日系メーカーの姿勢を見習う必要があるとの声も上がる。実際、今年1-6月の実績ではオフロード性能などに定評がある「ジープ」が4000台超と健闘しているが、欧州に本社を置くステランティスの傘下だ。GMやフォードの車ははるかに少なく、不人気ぶりは変わっていない。

自動車調査会社カノラマの宮尾健アナリストは、日本の消費者は「その車が欲しければタイ生産だろうが、インド生産だろうが、日本生産だろうがあまりこだわっていない」と話す。その上で、GMやフォードの車が日本で売れないのは軽自動車など日本の消費者が求める商品を投入していないためで、トランプ氏の主張は「お門違いだ」と断じた。

 

“Japanese consumers don’t particularly care whether vehicles are produced in Thailand, India or Japan if they want a particular car,” said Takeshi Miyao, an analyst at automotive
consultancy Carnorama. He argues that General Motors Co., Ford Motor Co. and other US American carmakers aren’t able to gain traction in Japan because they don’t offer products such as smaller kei cars that appeal to local buyers.

2025年7月4日 11:56 Bloomberg Newsより抜粋

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