[東京 1日 ロイター] – ホンダと日産自動車が1日に正式発表する電気自動車(EV)分野の協業に、三菱自動車も合流する見通しとなった。3社でリソースを持ち寄り、EV需要が一服している間に米テスラや中国BYDなど先行する専業メーカーに追いつく狙いだが、足元の販売を立て直すことが急務の日産、規模の小さな三菱自がついていけるかなど、内部関係者からは先行きを不安視する声も聞かれる。
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自動車調査会社カノラマの宮尾健アナリストは、政府が支援する中国勢などと対抗するには「1社では太刀打ちできない」として協業を評価する。しかし、ホンダとの協業は日産にとって仏ルノーとのアライアンスと「また全く別次元のハードルの高さ」と語る。企業文化が全く異なる両社のエンジニアからも不安の声を耳にするといい、協業を成功させるには「いくつものハードルを越えていかなければならない」と話す。
2024年8月1日 16:27 REUTERSより抜粋