トヨタ自動車や日産自動車など国内自動車メーカー7社が今週、今期(2022年3月期)の決算を発表する。世界的な半導体不足などサプライチェーン(部品供給網)の混乱に伴う生産への影響が注目される。
自動車調査会社カノラマの宮尾健アナリストは、「サプライチェーンをしっかり整備してきたことが奏功し、結果的にトヨタ一人勝ちの結果になってしまっている」と指摘。その上で、在庫の積み増しには限りがあることや大手半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスの主力工場の火災を踏まえると、トヨタであっても「4-6月期は減産を強いられる可能性が高い」と語った。
2021年5月11日 00:00 Bloomberg Newsより抜粋