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インドの高級EV市場は、輸入車を並べるだけの段階から変わり始めています。現地で組み立て、既存の内燃機関車と同じ工場で品質と投資を管理できるかが、次の競争条件になります。
RushLaneによると、Mercedes-Benz Indiaは電動SUV「GLC 400 4MATIC」を78.50ラクで発売し、プネー近郊のチャカン工場で最初の現地組立車を生産しました。顧客への納車は11月半ばの予定です。
GLC 400 4MATICはデュアルモーターAWDで360kW、800Nmを発生し、94kWh電池でWLTP航続最大711kmをうたいます。800Vアーキテクチャーを採用し、最大330kWのDC急速充電に対応します。
チャカン工場では内燃機関車と同じ柔軟ラインで組み立てられ、複数プラットフォームと電動・内燃機関の双方を扱える設計です。同社は2026年に製造、新型準備、デジタル化へ追加で2億ルピーを投じ、累計投資は32億ルピーに達すると説明しています。
現地組立は価格だけの話ではありません。電動車を既存ラインで生産できれば、需要の立ち上がりに合わせた稼働、品質監視、部品供給を一体で調整できます。
インドで高級EVの選択肢が増えるほど、充電性能だけでなく、販売後の対応と生産投資がブランドの信頼を左右します。メルセデスの投入は、この市場でEVを継続事業として置く意思表示でもあります。
日本企業にとって、インドのEV化は大衆車だけのテーマではありません。高級車の現地組立が進めば、電子部品、品質検査、ソフトウェア、物流にも高付加価値の需要が生まれます。
GLC EVのプネー組立は、インド高級EVが輸入投入から現地生産へ一歩進んだことを示します。柔軟な工場運営と投資の継続性が、次の販売競争を左右します。
2026年11月5日 09:29 より抜粋