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インドのEV化は、乗用車だけで進むものではありません。日常の足であるスクーターを大量に作り、国内と輸出の両方で売れるかが、市場の裾野を決めます。
RushLaneによると、TVS Motorの10月総販売は70万134台でした。電動二輪は7万1,382台で前年同月比120.4%増となり、量産メーカーの販売構成に存在感を増しています。
TVSの二輪販売は67万679台で前年同月比27.71%増、国内二輪は51万4,764台でした。二輪輸出は15万5,915台で50.61%増。電動二輪は同社の二輪販売の10.64%を占め、前年同月のおよそ6.17%から上昇しました。
三輪車も2万9,455台で60.02%増となり、国内は1万20台、輸出は1万9,435台でした。二輪・三輪の合計輸出は17万5,350台で51.42%増と、海外市場が量産規模を支えています。
電動二輪が7万台規模まで増えると、電池、モーター、販売金融、整備網を量産前提で回せます。内燃機関二輪で培った調達・サービス網をEVへ転用できることは、インド市場特有の強みです。
ただし急成長を続けるには、電池の品質、充電・交換の利便性、残価や金融の仕組みが重要になります。販売比率が二桁へ乗った今、普及の次の段階は利用後の体験です。
日本企業にとってインドは、四輪だけでなく二輪・三輪を含めた電動化の量産市場です。部品、電池材料、販売後サービスで、カテゴリー横断の事業機会を見る必要があります。
TVSの10月実績は、電動スクーターが実験段階を超え、巨大な二輪量産網の中で伸び始めたことを示します。インドEVの速度は、二輪が決める局面に入っています。
2026年11月3日 11:13 より抜粋