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ASEANでEVを広げるには、航続距離だけでは足りません。家族や企業送迎で使われる高級MPVほど、長距離移動と充電時間をどう解決するかが商品価値になります。
paultan.orgによると、マレーシアでDenza D9の大幅刷新が予告されました。PHEVの導入と、刷新されたEV版の投入という二つの可能性があり、いずれも充電・航続性能の改善が焦点です。
記事は、欧州・英国で導入されたD9 DM-iのマレーシア投入を一つの可能性として挙げます。このPHEVは58.5kWhのBlade LFP電池を搭載し、WLTP電動航続210km、システム出力353PS、合計航続950kmと説明されています。
より可能性が高い選択肢として、今年中国で導入された刷新EV版も紹介されています。前輪駆動は462PS、電池は103kWhから115kWhへ増量。フラッシュ充電対応で、最大1,500kW、10〜70%を5分、97%を9分で充電できる仕様です。
高級MPVは都市内の短距離用途だけでなく、家族の長距離移動や空港送迎などで使われます。そのため航続距離と充電時間は、EVを選べるかどうかを左右する実用性能です。
マレーシアでフラッシュ充電対応車が増えれば、充電器側の整備も含めて利用体験が変わります。完成車の投入と充電規格・設置網が同時に進むかが、普及速度を決めます。
ASEANで事業を展開する日本メーカーにとって、EV競争は価格だけではありません。PHEV、急速充電、販売後サービスをどう組み合わせて「使える」商品にするかが重要になります。
D9の刷新予告は一車種の話にとどまりません。高級MPVという実用性の高いカテゴリーに充電性能が持ち込まれることで、ASEANのEV市場は利用体験の競争へ進みます。
2026年11月3日 11:09 より抜粋