de-20261023
欧州の電動化は「EVが増えている」という段階を越えた。2026年1〜9月のEU新車登録で、BEVはガソリン車を抜き、ハイブリッドに次ぐ第2のパワートレーンになった。販売台数の伸びより重要なのは、需要構成の基準線が変わったことだ。
Electric Cars Reportは、EUのBEV登録が1〜9月に1,931,465台となり、前年同期のシェア16.1%から22.7%へ上昇したと報じた。ガソリン車は1,802,078台、シェア21.2%で、BEVを下回った。ハイブリッドは3,090,530台、36.3%で首位を保つ。BEVの伸びはフランス、ドイツ、デンマーク、ベルギーで大きく、これら4市場がEUのBEV登録の64%を占めたという。
構成比の逆転は、商品企画、販売店在庫、充電サービス、残価の前提を変える。BEVとPHEVを合わせると32.8%で、外部充電できる車が新車の約3分の1になった。とはいえ、ハイブリッドが最大勢力であることは、欧州の需要が単一技術へ一気に収束しているわけではないことも示す。
日本メーカーは欧州で、BEV投入の有無だけでなく、ハイブリッドの強さをどう維持しながらBEVの販売・充電体験を拡大するかを問われる。地域別に補助金やエネルギー価格の影響が異なるため、EU平均の数字を各国の販売戦略にどう分解するかが重要になる。
2026年1〜9月のEU新車市場でBEVはシェア22.7%に達し、ガソリン車を上回った。欧州の主戦場はBEV対ガソリンから、BEVとハイブリッドの構成比競争へ移る。
2026年10月23日 14:43 より抜粋