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輸出から現地生産へ、しかし稼働率が壁に。今回のニュースは、目先の車種や販売台数ではなく、各市場で「次の競争条件」がどこへ移っているかを映している。
中国メーカーは完成車輸出中心だったASEAN戦略を、現地組立・部品の地域調達・域内物流へと移している。だが原記事は、工場の到着速度が需要を上回っていると指摘する。IEAの「Global EV Outlook 2026」を引き、タイの中国系BEV工場は約2割、インドネシアは15%未満の稼働率だったとしている。
海外生産は関税回避や納期短縮の手段だが、稼働率が低ければ固定費と在庫の問題を抱える。中国OEMの競争力は「輸出量」から、需要に見合う現地供給網を設計できるかへ移る。
日本企業にとっては、ASEANを輸出先としてだけでなく、部品・電池・物流まで含む地域最適化の競争舞台として見る必要がある。低稼働のリスクは、現地化のタイミングと規模を慎重に測る重要性も示す。
「工場を建てる」だけでは地域戦略にならない。このニュースは、市場の規模だけでなく、供給網・制度・運用を誰が設計するかが競争の中心になっていることを示している。
2026年9月19日 10:03 より抜粋