auto-de-20260914
欧州の商用車ブランドであるTransitに、中国生産という新しい供給ルートが加わる。フォードが中国から欧州ラインアップへ初めて車両を調達するという事実は、EVの原価と供給網の競争がどこまで進んだかを映す。
記事によると、Ford Chinaは南昌の工場で生産するTransit Cityの初回約1000台を欧州へ輸出し、年内納車を予定する。ドイツでは8月に受注を開始し、56kWhのLFP電池と前輪モーターを搭載する。
これは単なる新型バンの投入ではない。欧州で育ったTransitブランドが、中国の合弁生産、電池調達、規模を使って価格帯を広げる試みだ。既存のトルコ生産E-Transit Customとの価格差も、供給地が製品設計を左右することを示す。
日本勢にとっては、商用EVの競争単位が車両単体から、電池、製造地、物流、販売後サービスまでの束に変わることを意味する。欧州での現地化と中国活用をどう両立させるかが課題になる。
フォードの中国製Transit City欧州投入は、商用EVの価格と供給網が中国生産を組み込んで再編される転機を示す。
2026年9月14日 11:22 より抜粋