auto-cn-20260914
中国車の輸出が、もはや「余った分の海外販売」ではなくなっている。8月の輸出台数は100万台を超え、国内市場の減速を吸収する産業の主戦場になりつつある。
CAAMの8月統計として伝えられた数字では、2026年1〜8月の中国の車両輸出は715.3万台。前年同期比66.7%増で、2025年通年の710万台をすでに上回った。8月単月は101万台で、輸出は総販売の37%を占めた。
国内販売は8月に前年比24.2%減とされ、内燃機関車の落ち込みが大きい。一方でNEVは輸出の52.1%を占める。輸出が工場稼働と規模の維持を支える構図は、価格競争の圧力を海外市場へも運ぶ。
日本企業にとって重要なのは台数だけではない。BYD、奇瑞、吉利のような完成車メーカーが電池、部品、船舶、販売網をどう抱え込むかで、物流・部品・現地生産の競争条件が変わる。輸出拡大は各国の通商政策と現地化要求をさらに強めるだろう。
中国の自動車産業は内需減速を輸出で補い、海外販売を収益と稼働率の逃げ道に変えている。
2026年9月14日 11:21 より抜粋