auto-asean-20260914
タイがEV競争の物差しを変えようとしている。焦点は「EVかどうか」だけではない。工場、部品、雇用をタイ国内にどれだけ置くかで税率を分ける提案は、ASEANの生産拠点戦略に直結する。
Nation Thailandは、財務省が2026年9月の閣議提出を目指す3階層の物品税案を報じた。製造投資と現地部品の活用に税制を連動させ、国内生産基盤を持たず輸入販売だけを行う企業には最も高い税率を適用する方向だ。
既存の日本メーカーは工場、サプライヤー、熟練人材、ハイブリッド技術を持つ。ただし既存工場だけで最低税率を得られるわけではなく、最終的なローカルコンテント要件が勝負を決める。中国勢が享受してきたEV輸入優遇とのバランスも再調整される。
日本から見ると、タイは「完成車の輸出先」ではなく、HEV・PHEVを含む現地化の実験場になる。部品調達と投資を税制に結びつける制度設計は、ASEAN各国の産業政策にも波及し得る。
タイの3階層EV税制案は、輸入優遇から現地生産・部品調達を重視する競争へ軸を移す可能性がある。
2026年9月14日 11:19 より抜粋