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中国EVメーカーの欧州進出は、もはや「いつ来るか」ではなく、関税を織り込んだ価格でどこまで戦えるかの段階です。Li Autoの前倒し進出は、その難しさを象徴しています。
The Next Webによると、Li AutoはLi 6を来月のパリ・モーターショーで公開し、第4四半期に欧州販売を始めます。
同社は欧州で販売する車種、国、価格、販売チャネルをまだ明らかにしていません。一方、欧州へ持ち込むのはバッテリーEVで、主力のレンジエクステンダー車は中東・中央アジアへ振り向ける方針です。
記事は、レンジエクステンダー車もEUの中国製BEV追加関税の対象に含まれると整理します。Li Autoは調査対象メーカーではないため、標準10%に加え20.7%または35.3%の税率が想定されるとしています。
ここで重要なのは、商品が欧州へ届くことと、競争力ある価格で売れることが別問題だという点です。中国本土で約3.6万ドルからのモデルでも、欧州の価格構造と関税を重ねると、現地プレミアム車と比較される位置に上がります。
日本メーカーにとっても、欧州は規制・原産地・価格が一体で問われる市場です。中国勢の参入が加速するほど、車種構成、現地販売網、PHEVとBEVの制度差をどう使うかが競争の分岐になります。
Li Autoの進出は、中国EVの欧州攻略が「輸出すればよい」段階を過ぎたことを示します。関税下での価格と販路の設計が、次の勝負です。
2026年9月13日 09:33 より抜粋