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中国の自動車産業は、EVを増やすだけの段階を越えつつあります。次の5年で問われるのは、どれだけ売るかだけでなく、過剰投資と激しい値引き競争をどう制御しながら世界市場へ出ていくかです。
9部門が公表した第15次5カ年計画は、2030年に新車乗用車のNEV比率を70%へ引き上げる一方、新規プロジェクトの条件厳格化、M&A、非効率能力の退出を打ち出しました。
計画は、NEV乗用車の新車販売比率70%、商用車40%を2030年の目標に据え、高度自動運転の規模展開も掲げます。同時に、能力警戒・調整を産業計画に初めて組み込み、電池も規制対象に含めました。
これは供給を増やす政策だけではありません。新規案件を厳しくし、再編と退出を促すことで、成長の果実を過度な設備増強や価格競争で損なわない狙いが見えます。
重要なのは、中国がNEV普及の量的目標と、産業の規律を同じ文書で扱った点です。すでに高い普及率に達した市場では、次の競争力は補助の強さより、技術・供給網・収益性を両立できる企業へ集まります。
日本企業にとって中国は、販売市場であると同時に、規模・電池・自動運転を含む競争ルールを作る市場です。再編が進めば、部品調達先や提携先の選別も速まる可能性があります。
中国の次期計画は「EVをさらに増やす」だけでなく、「増えすぎた能力をどう整えるか」まで踏み込んだものです。世界市場へ向かう中国メーカーの競争は、量から収益性と現地化の段階へ移ります。
2026年9月13日 09:31 より抜粋