asean-20260824
ASEANのEV産業で、完成車工場だけを追っていては競争の中心を見誤ります。電池の価値は資源採掘から精錬、中間材、セル、リサイクルまで連なっており、フィリピンがどの工程を取れるかは地域の産業地図を変えます。
The Manila Timesは、フィリピンが電池バリューチェーンのどこに位置するのかを取り上げました。公開リードから確認できる範囲では、同国の論点は資源を持つこと自体ではなく、それをどの程度、より付加価値の高い工程と国内雇用へ接続できるかにあります。
EVの供給網は、資源国が自動的に電池産業国になる構造ではありません。精錬・材料・セル・リサイクルへの投資、人材、電力、環境基準、顧客との長期契約がそろって初めて産業集積になります。
日本企業にとっては、ASEANを販売先・組立地としてだけでなく、電池材料の供給網として見る必要が増します。ただし本件は公開リードまでの限定確認であり、具体的な企業計画・投資額の断定は避けるべきです。
フィリピンの電池戦略は、資源優位を製造・雇用へつなげられるかが核心になる。
2026年8月24日 11:11 より抜粋