2024年7月以降、中国国内自動車販売における5割以上が、新エネ車(バッテリーEV、プラグインハイブリッド)となりました。他方、NOA(Navigation on Autopilot)を装備する車種が大幅に拡大し、15万元(約300万円)程度で、P2P(Parking to Parking) の自動運転を装備するモデルも登場しています。先月、自動車業界のニューカマー、スマホメーカーの小米が昨年初めて発売した自動車「Xiaomi SU7」が、ドイツ・ニュルブルクリンクのタイムトライヤルで、最速の量産車の世界チャンピオン「ポルシェ・タイカン・ターボGT」が持つ記録を更新し、新しい世界チャンピオンになったニュースが飛び込んできました。
つまり、政策の後押しで急成長を遂げた中国の自動車メーカーは、自動車先進国といわれた、日米欧の歴史ある大手自動車メーカーをも凌駕するほどのレベルに到達したということです。
弊社では、コロナ禍以降の中国自動車産業の急成長に着目し、2年以上、現地市場調査を実施してきました。北京、上海、天津、広州、深圳など、複数の都市に赴き、延べ現地調査日数は50日以上、50社以上の企業へのインタビュー、20車種以上のテストドライブを重ねて参りました。そして、実績&予測データなど定量的なデータ、企業インタビュー事実に基づく分析、定性的な情報などを取り込み、「なぜ、中国メーカーは急成長したのか?」「どのような経緯で中国企業は世界最先端の技術力を持つことができたのか?」など、関係者の皆さまに有益な内容に特化したレポートとして新たに編さんいたしました。
中国市場で苦戦する外資系OEM、中国企業との協業を模索するサプライヤー、日本発の電動化技術・自動運転技術を検討される企業、ロボタクシーなどの新技術や新サービスを企画される企業、あるいは、先端技術の研究期間・学術団体など、あらゆる分野の方々多数にご高覧いただければ幸いです。
カノラマジャパン株式会社
代表取締役 宮尾 健
2025年7月
レポートのスライド一覧(SAMPLE)
2025年7月9日