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ASEANで中国車が存在感を増すかどうかは、輸入車を売れるかだけでは決まりません。現地で組み立て、部品と販売後の体制をどこまで根付かせられるかが次の分水嶺です。
paultan.orgによると、Fotonのプラグインハイブリッド・ピックアップ「Tunland V9 PHEV」は、2027年半ばにマレーシアでCKD(現地組立)生産へ進む見通しです。現地ディストリビューターHandal BCMの展開が、輸入販売の次の段階へ進みます。
Tunland V9 PHEVは2.0Lターボガソリンエンジンと2基の電動モーターを組み合わせ、合計476PS(350kW)、800Nmをうたいます。記事は、32.8kWh電池、最大110kmのEV航続、4WDを紹介しています。
マレーシアではディーゼル・マイルドハイブリッドのTunland V7/V9に続く投入で、ディーゼル車の現地組立は2026年第4四半期にジョホールで始まる予定とされています。PHEVの現地仕様、価格、グレードは未発表です。
ピックアップはASEANの商用・レジャー需要にまたがる重要な車種です。PHEVをCKDで供給できれば、関税・物流・部品調達だけでなく、販売後サービスの設計も現地化する必要が出ます。
中国ブランドの競争はBEVだけに限りません。充電条件が地域で異なる市場では、PHEVを使いながら現地生産へ移る戦略が、日本勢を含む既存メーカーへの新しい圧力になりえます。
タイを中心に強い生産網を持つ日本企業にとって、マレーシアのCKD計画は部品調達と販売網の競争が広がるサインです。現地化の速さ、品質、部品供給を一体で管理できるかが差になります。
Tunland V9 PHEVのCKD計画は、中国ブランドがASEANで「売る」だけでなく「作る」段階へ進むことを示します。価格発表より先に、現地供給網の競争が始まっています。
2026年11月5日 09:25 より抜粋