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ASEANでEVを売り切るには、新型車を船で運ぶだけでは足りません。購入後の整備、部品、相談先をどう作るかが、ブランドへの信頼を左右します。
CnEVPostによると、中国のLeapmotorは小型電動SUV「A10」をタイで発売し、年末までに現地の販売・サービス網を30拠点へ広げる方針です。
A10は海外ではB03Xの名称でも展開されるモデルです。Leapmotorは10月30日にバンコクで発売イベントを行い、現時点で車両は19のショールームに到着していると説明しました。
記事では、タイの拠点数を年末までに30へ増やす計画が示されています。現地ラインアップには改良型C10も追加する予定で、海外販売を成長の柱にする狙いが読み取れます。
EVの普及初期には、航続距離や価格だけでなく、故障時の対応、消耗品、査定への安心感が購買判断に入ります。販売とサービスの拠点を並行して増やすことは、輸出数量を一過性にしないための条件です。
タイはASEANの自動車生産・流通の結節点です。ここで中国ブランドが商品とサービス網を同時に整えることは、周辺国への横展開も見据えた競争構造の変化につながります。
日本勢が長年築いた販売店・整備・部品供給網は、ASEANでの強みです。中国EV勢の進出は、車両価格だけでなく、このアフターサービスの土俵でどこまで追いつくかを見る局面に入っています。
Leapmotorのタイ展開は、EVの海外進出が「発売」の段階から「地域で維持する」段階へ移ったことを示します。30拠点の実行力が、ブランド定着を測る指標になります。
2026年11月1日 14:46 より抜粋