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中国EVの競争は、BEVかEREVかという二者択一を越え、同じ量販SUVで顧客にどこまで広い選択肢を渡せるかの局面に入っています。
Xpengは10月29日、5人乗り中型SUV「Mona L05」を発売しました。BEVとEREVの計6仕様を用意し、期間限定の出発価格は13万9800元です。
CnEVPostによると、通常のメーカー希望価格は14万4800〜17万6800元で、12月15日までに5000元を支払う顧客には同額の値引きを適用します。BEVは4仕様、EREVは2仕様で構成されます。
BEVの最大CLTC航続は635km、EREVは電池航続310km・満充電満タン時の総航続1310kmとされます。上位仕様には自社Turing AIチップを載せ、運転支援の計算能力にも段階差を設けました。
一つの車名で電池EVと航続延長型を同時に売る設計は、充電環境や利用距離が異なる顧客を同じ販売網で取り込む方法です。価格帯を下げながら、航続とソフト機能を削り過ぎないことが重要になります。
同社は10月26日に世界65の国・地域へ出荷を始めたとも発表しています。国内の年末需要を取り込みつつ、同じ車種を海外展開の足場にもするなら、商品企画と供給の両面で量産効果が問われます。
日本から見ると、中国の量販EVは値引きの速さだけでなく、電池、航続延長、AIチップを一つの車名にどう組み合わせるかが競争力になっています。商品企画を地域ごとに細分化するのではなく、選択肢の束ね方で規模を取る動きは注視が必要です。
Mona L05は低価格SUVの新顔というだけではありません。BEV・EREV・運転支援を一つの量販商品で選べるようにし、年末商戦と海外展開の両方を狙うXpengの設計です。
2026年10月30日 14:21 より抜粋