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中国のPHEV競争は、安さだけを訴える段階を過ぎつつあります。電気でどこまで走れるか、運転支援をどこまで載せるかが、量販セダンでも差別化の中心になっています。
BYDは第3世代の秦PLUS DM-iを発売しました。最大220kmのCLTC電動航続とオプションのLiDARを、限定価格7万6900元からの主力モデルに組み合わせた点が今回の核心です。
CnEVPostによると、新型は3グレードで発売され、限定価格は7万6900〜9万7900元。従来型より車体を大きくし、BYDの第5世代DMハイブリッド技術を採用しました。
最大電動航続は220kmで、先代の最大210kmから延長。God’s Eye B運転支援を選択可能とされます。一方で秦シリーズの累計販売は年初9カ月で前年同期比54.71%減とされ、刷新には競争激化への対応という側面もあります。
中国の量販PHEVでは、価格を下げるだけでは需要を守りにくくなっています。日常走行をどれだけ電気でカバーできるか、先進装備をどの価格帯まで下ろせるかが、購買理由を左右します。
今回の刷新は、成熟した主力車種にも航続・ソフトウェア・車格の改良を重ねるBYDの姿勢を示します。PHEVはEVとの価格・用途の間に位置するため、商品性の更新速度が市場シェアに直結します。
日本から見ると、中国のPHEVは「電動化の過渡期商品」ではなく、装備と航続を急速に高める量販カテゴリーです。日本勢が中国で競う際、価格だけでなく更新周期と電子装備の水準が比較対象になります。
秦PLUS DM-iの刷新は、BYDがPHEVを価格競争の道具にとどめず、電動航続と知能化を積む主戦場として扱っていることを示します。
2026年10月28日 16:23 より抜粋