auto-cn-20261013
中国のEV競争は、航続距離や価格だけで決まる段階を越えつつある。安全懸念を受けて新モデルの試験を厳しくする動きは、急速な技術投入と品質保証の間にある緊張を浮かび上がらせた。
Nikkei Asiaは、中国が新モデルに対する試験を厳格化する方向を報じた。品質と安全を巡る論点が、EVの技術競争の前提条件として前面に出ている。
安全要件は、メーカーの開発速度だけでなく、試験設備、部品の品質保証、ソフトウェア検証、リコール対応までを左右する。価格競争が激しい市場ほど、信頼性の証明を後工程へ先送りできない。
日本企業にとっては、安全基準の変化を規制対応としてだけ捉えず、電池、ブレーキ、制御ソフト、試験認証を一体で提供できる機会として見る必要がある。
性能競争の次に、信頼性をどう証明するか。今回の動きは、販売台数の速報では見えにくい産業競争の条件を示している。
2026年10月13日 09:11 より抜粋