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中国EV最大手BYDの9月販売は伸びを維持した。ただし今回の数字で注目したいのは、国内販売の強さだけではない。需要が鈍いホーム市場を、急増する海外出荷がどこまで補い始めたかである。
ReutersがBYDの開示を基に伝えたところでは、同社の9月世界販売は前年同月比17%増の46万3,561台だった。一方、乗用車とピックアップの海外出荷は同153.9%増の17万9,877台。2026年1〜9月の累計販売は313万1,576台、海外出荷は133万7,831台に達した。記事は、中国国内で価格・技術競争が続くなか、輸出が成長を支える柱になっていると位置づける。
輸出の急増は、BYDが中国国内の台数競争だけで評価できない局面に入ったことを示す。海外での販売網、船積み、現地サービス、通商対応が、車両の競争力と同じほど重要になる。輸出比率が上がるほど、各国の関税・認証・現地化要請は業績の変動要因にもなる。
日本メーカーにとっては、中国勢との競争を中国国内やEV価格だけで捉えないことが重要だ。欧州、ASEAN、中南米などでの物流・販売網・アフターサービスを含む「海外展開の速度」が、競争条件をどう変えるかを追う必要がある。
BYDの9月は、国内競争が厳しい局面でも輸出が成長の第二エンジンになり得ることを示した。次の焦点は、海外で増えた台数を持続的な収益と現地基盤へ変えられるかだ。
2026年10月2日 11:54 より抜粋