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インドの新車市場ではSUV人気が高まる一方、燃費・排出規制は次の段階へ進む。CAFE-IIIは個別車種ではなく、メーカーの販売構成全体に責任を負わせる仕組みだ。2027年以降、SUV、ハイブリッド、EVをどう組み合わせるかが、商品戦略そのものになる。
Briefs Financeの解説によると、インドはCorporate Average Fuel Economy-III(CAFE-III)の下で、2027年から2032年3月にかけて新車の許容排出を段階的に厳しくする。最初の5年間でメーカー全体の燃費を約17%改善することが想定されている。規則は特定のパワートレーンを義務づけるのではなく、各社の車種ポートフォリオ全体で達成を求める。目標超過分はクレジット化して売却でき、不足分はクレジット購入や一定期間内の繰り越しで対応できる仕組みと説明される。
インドでは高収益のSUV比率が上がるほど、平均燃費の改善は難しくなる。CAFE-IIIはEV専業への一足飛びではなく、内燃機関の効率化、ハイブリッド、EV、価格設定を組み合わせる競争を促す。クレジット取引が機能すれば、規制対応は技術開発だけでなく収益管理にも直結する。
インドで幅広い車種を販売する日本メーカーにとって、規制適合は新型車一台の問題ではない。小型車、SUV、ハイブリッド、EVの投入順序と現地調達を一体で設計する必要がある。本稿は規則を紹介する解説記事に基づくため、最終的な細目は当局公表文書で追加確認したい。
CAFE-IIIは、インド市場のSUV化を止める制度ではなく、SUV化のなかでメーカー全体の効率を問う制度だ。
2026年10月1日 09:27 より抜粋