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インドの電動化・代替燃料化は、大都市だけの現象ではなくなりつつあります。注目すべき変化は、販売比率だけではありません。従来の大市場に集中していた需要が、より広い州へ動き始めています。
Forbes IndiaがFADAデータを分析した9月9日付記事によると、CNG/LPG、ハイブリッド、EVを合算した代替燃料乗用車は8月の小売販売で41.95%を占め、ガソリン専用車の40.85%を初めて上回りました。
代替燃料乗用車の販売は約17万台で前年同月比38%増となり、乗用車全体の16%増を上回りました。もっとも、FADAは前年の比較対象が弱かったこと、GST 2.0の税率引き下げ待ちで前年8月に購入が先送りされた影響にも注意を促しています。
地域構成も変化しています。従来の上位5州(マハラシュトラ、ウッタル・プラデーシュ、グジャラート、ハリヤナ、カルナータカ)の合計シェアは、前年8月の59.9%から今年8月には53.7%へ低下。一方、その他の州は40.1%から46.3%へ上がりました。タミル・ナードゥ、デリー、アンドラ・プラデーシュの伸びが目立ちます。
重要なのは、代替燃料の選択肢が一部の先進州・大都市だけでなく、広い販売網へ浸透し始めたことです。販売地域が広がれば、車種構成、燃料・充電インフラ、金融、アフターサービスまで市場の設計が変わります。
ただし、この数字はEVだけではありません。CNG/LPG、ハイブリッド、EVを合算した指標であり、消費者が単一のパワートレインではなく、燃料費や使い勝手に応じて代替案を選び始めたことを示します。
日本メーカーにとって、これはハイブリッドを含む多様な電動化の余地を示す材料です。インドの移行は一足飛びにEVへ統一されるのではなく、地域ごとに異なる代替燃料の組み合わせで進む可能性があります。
販売の地理的拡大は、商品投入だけでなく、地域ディーラー、整備、エネルギー供給の設計を重要にします。全国平均の販売比率より、どの州でどの選択肢が伸びるかを追うべき段階です。
インドでは代替燃料車がガソリン車を初めて上回り、その販売は上位州の外へ広がっています。EV単独ではないものの、多様な低燃料コスト車への需要が全国へ拡散する構造変化です。
2026年9月10日 12:03 より抜粋