auto-cn-20260905
中国のEV市場は「台数が伸びていれば強い」という単純な局面を越えた。8月の新エネルギー乗用車(NEV)小売は前年同月比4%減の106.9万台だった一方、乗用車小売に占める比率は65.7%と過去最高を更新した。
中国乗用車市場情報連合会(CPCA)の速報を基にCnEVPostが報じた。NEV小売は前月比では12%増、卸売は前年同月比16%増の150.6万台。対照的に、乗用車全体の小売は前年同月比19%減で、ガソリン車需要の弱さが際立った。
重要なのは、NEVの比率上昇が単なる一時的な増販ではなく、内燃機関車の需要低下を伴っている点だ。補助金、下取り支援、モデル選択肢、地域政策が市場構造を押し替えている。
日本から見ると、中国の競争はEV台数だけでなく、価格・ソフトウエア・供給網を含む「構成比の転換」で進む。中国向け戦略では、総需要の数字だけでなく、どのパワートレインが置き換わっているかを読む必要がある。
小売台数は前年割れでも、新エネルギー車の構成比は過去最高となり、中国市場の転換がさらに進んだ。
2026年9月5日 11:13 より抜粋