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ASEANでブランドを広げるとき、本当の競争力は新車の話題性だけでは決まらない。部品が届くか、保証を誰が引き受けるか、販売店をどう増やすか。GeelyがフィリピンでLynk & Coを直轄化する判断は、その基本を押さえにいく動きだ。
Daily Tribuneによると、Lynk & Coは従来のUAAGI経由の体制から、Geely Motor Philippines(GMP)の完全子会社として統合される。GMPは販売、商品計画、アフターセールスに既存資源を使い、9月1日から純正部品の供給と既存車の保証をGeely販売網で引き継ぐ予定だ。
記事は既存ディーラー網の将来を未公表としているが、GMPの直轄化は販売後サービスを含めた運営標準化を狙うものだ。第4四半期にはブランド刷新と、フルサイズPHEV SUV「Lynk & Co 900」の導入も予定される。
日本ブランドが長年築いてきたASEANでの強みは、販売後の安心、部品、整備、人材まで含むネットワークにある。中国系ブランドが同じ領域を自社運営で厚くすれば、競争は価格や装備だけでなく保有体験へ広がる。
Geelyの今回の統合は、フィリピン市場での一ブランド再編に見えて、ASEANで中国系OEMが販売後の基盤まで取りにいく局面を映している。
2026年8月17日 10:55 より抜粋