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中国の小型EV市場では、航続距離や価格だけで差を付けることが難しくなっている。そこでSmartが新世代#1に持ち込んだのが、800V電圧系と高速充電、そして運転支援を一体にした商品設計だ。
Smartと吉利の合弁であるSmartは、新世代#1を中国で発売した。期間限定価格は149,900元から169,900元。全車で800Vの炭化ケイ素高電圧プラットフォームを採用し、61.52kWhのLFP電池、CLTC航続535kmを掲げる。上位版は6C急速充電で10%から80%まで12分としている。
従来型#1は400V系で、急速充電効率で競合に後れを取っていた。今回の刷新は、800VをプレミアムEVの記号ではなく、価格競争の中心にある小型SUVへ降ろす試みである。上位版にはLiDAR、Nvidia Orin Y、都市・高速道路のナビゲーション支援も載せ、値引きではなく体験価値で比較軸を作ろうとしている。
日本から見れば、中国のEV競争は「安い車が増えた」だけではない。電圧系、電池、ソフト、運転支援を短い更新周期で束ね、価格帯ごとの標準装備を押し上げる市場になっている。小型車でも高速充電を前提にする設計は、部品・充電・ソフトの競争条件を変える。
Smart #1の価格は製品ニュースに見えるが、本質は800VとAI運転支援の大衆化だ。中国では次の競争が、車両価格だけでなく「充電時間とソフトをどこまで標準化できるか」に移っている。
2026年8月7日 12:54 より抜粋